JR小海線「HIGH RAIL 1375(星空)」乗車記

2022年5月末、JR東日本の小海線を走る観光列車「HIGH RAIL 1375」に乗車。「HIGH RAIL 1375」は主に土休日、1日2~3本運転しており、今回は夜に星空を鑑賞できる星空観察会が開催される「HIGH RAIL 星空」号を予約した。

JR小海線とは?観光列車「HIGH RAIL 1375」

JR小海線は、山梨県の小淵沢駅から長野県の小諸駅までの約80㎞を走る。

途中の野辺山駅はJRで日本一標高が高い駅(1,345m)であり、清里駅~野辺山駅間でJRで一番標高が高い地点(標高1375)を走る。
そのため、観光列車の名前の由来が「HIGH RAIL 1375」なのである。

JR小海線沿いは、高原地帯を走り、八ヶ岳を見ながら数多くの自然を車窓から眺めることができる。

「HIGH RAIL 1375」購入方法

「HIGH RAIL 1375」は全車指定席のため、事前に指定席券を購入する必要がある。

指定席券(通常期)大人子供
「HIGH RAIL 1375」840円420円
※別途乗車券必要。利用する1ヶ月前の午前10時より発売。

購入方法は、えきねっと またはJR東日本のみどりの窓口、指定席券売機で購入することが可能。
私はえきねっとで購入。購入後は駅にある指定席券売機で発券。

スマホやPCからネットで購入できるので、移動時間に購入も可能。発券する時に券売機またはみどりの窓口へ行く必要はあるが、駅で長時間操作しなくても良いので非常に便利。

「HIGH RAIL 星空」乗車記

「HIGH RAIL 星空」は、18時頃に小淵沢駅を出発し、途中の野辺山駅で約1時間弱停車する。
また、野辺山駅では星空観察会があり、空に近い場所で星空を鑑賞することができる。

「HIGH RAIL 星空」の出発駅、小淵沢。
4・5番線ホームから小海線は出発する。今回は5番線から出発。

出発の約20分前くらいに「HIGH RAIL 星空」が入線。

ヘッドマークも八ヶ岳連峰と星空をイメージしたデザインになっている。

「HIGH RAIL 星空」の車内

「HIGH RAIL 星空」は2両編成で運行される。
この時は出発5分前に列車へ入ることができた。

WELCOMEボード

1号車(小淵沢側)はシングルシートとペアシート、ボックスシート、奥には売店スペースがある。

2号車は、通常の列車と同じ2列×2列(一部1列)の座席のリクライニングシートである。

座席の柄は星空をモチーフにされており、照明も暖色系で落ち着いた空間になっている。

2号車の奥は星空ギャラリースペースがある。

小淵沢駅出発後、星空観察会のガイドさんに車内で説明を受ける。
野辺山駅到着後は、近くの体育館で星空の上映を見た後、銀河公園で星空を観察のスケジュール。

野辺山駅で星空観察会

野辺山駅までは約40分で到着する。
しかし、この時は中央線で非常停止装置が扱われたため約10分遅れて到着。
そのため予定を変更し、上映会はなしになり、そのまま駅近くの銀河公園で星空を観察することになった。

JR最高駅「野辺山」標高1,345m

駅近くの銀河公園へ。

夏至に近かったため、薄暗くはなってきたが星空は未だ見えず。
日中も天気が良かったこともあり明るい。

約30分くらいすると一番星が見えてきて、徐々に星が2つくらい見えるようになった。
カメラでも一番星を捉えることができたかどうかぐらい。

野辺山駅出発後は、小諸駅へ向けて列車は走る。周りは暗くなってきた。

方向幕がはっきり見えるようになった。

列車の行き違いで途中停車した小海駅。

野辺山駅を出発し約1時間で佐久平駅に到着。ここで下車し北陸新幹線に乗り帰京する。

7分乗り換えで「はくたか」号に乗車できる。(東京駅まで約80分)

今回は「HIGH RAIL 1375」の初乗車。夏至に近い時期でもあったため星見えたのが少なかったので、秋ごろにまた乗車しリベンジしたい。

また車窓から見える夕暮れの景色も見ることができ「HIGH RAIL 1375」で快適な列車旅となった☆彡

《次の旅へ続く》

[記事更新:2022年6月]