2022年4月の夜、岡山駅からJR瀬戸大橋線で高松駅へ移動。
夜の瀬戸大橋を電車の前面展望で見るとどうなのかと思い、快速マリンライナーのグリーン車指定席(パノラマシート)を購入し乗車してみた。
岡山県と香川県を結ぶJR瀬戸大橋線
JR瀬戸大橋線*は岡山~高松を約70㎞、所要時間は約60分前後で結ぶ。途中にある児島~坂出間で瀬戸大橋を渡る。
*JR瀬戸大橋線は愛称であり、実際は「岡山~茶屋町」が宇野線、「茶屋町~宇多津」が本四備讃線、「宇多津~坂出~高松」が予讃線である。
JR瀬戸大橋を走る快速マリンライナーは、高松寄りの先頭1号車が2階建て車両で1階席が「指定席」、2階席が「グリーン車指定席」になっている。勿論、1号車以外の車両は自由席になっており乗車券のみで乗車することが可能。(1号車以外は指定席料金不要)
快速マリンライナー 指定席とグリーン車の料金
指定席券種類 | 50㎞まで (例:児島~高松) | 100㎞まで (例:岡山~高松) |
指定席 <1階> (1号車10番~19番) | 530円 *閑散期は330円 | 530円 *閑散期は330円 |
グリーン車 <2階> (1号車2番~9番) | 780円 | 1,000円 |
パノラマシート (1号車1番) | 780円 | 1,000円 |
運転室後ろの4席は「パノラマシート」で、グリーン車指定席と同じ値段で前面展望ができる。
また閑散期は指定席が330円とかなり安いので、景色よりも座って快適に移動したいときはお薦めである。
ちなみに座席はリクライニング可能。電源コンセントはない。
快速マリンライナーの指定席購入方法は、駅の券売機またはJR西日本の予約サイト「e5489」で購入できる。
夜の瀬戸大橋線を前面展望
無事にグリーン車の1号車1番D席を購入し、快速マリンライナーに乗車。
瀬戸大橋線の岡山駅ホームは5~8番線。今回は6番線から発車。ちなみに列車の接近音は瀬戸の花嫁♪
1番C・D席だと運転台がないので見やすい。(C席が通路側、D席が窓側)
岡山出発後、市街地を高架橋で走り抜けていく。
市街地を抜けると周りは電車のライトと踏切の点滅の明かりしかなくなる。
約15分で茶屋町駅に到着。ここから宇野みなと線(宇野方面)と分岐。
トンネルをいくつか通過し児島駅へ到着。ここで運転士が交代。(JR西日本⇒JR四国に管轄が変わるため)
児島駅を出発して約2分後に瀬戸大橋を渡り始める。最初の櫃石島を通った後はほぼ直線。
瀬戸大橋を渡る最後の与島を通った後は、香川県坂出市の工業地帯が見え、工場夜景が楽しめる。
香川県に上陸後は、ポイント(分岐)があり坂出方面の短絡線に進み、予讃線と合流する。
坂出駅到着。児島から約15分で到着するので瀬戸大橋渡るのは10分くらいだった。
坂出駅からは終点の高松駅まではノンストップで約15分で到着する。
夜の電車の前面展望を座りながら見るのは珍しい体験だった。
またパノラマシートの照明は、運転室に光が入らないように普段の車内の明るさよりもやや暗く、落ち着いた車内でいつもよりは違う雰囲気を楽しむことができた。
JR瀬戸大橋線の快速マリンライナー「パノラマシート」、ぜひ体験してみてください。
《次の旅へ続く》
[記事更新月:2022年5月]