2019年1月、青森で友達との予定があったため、せっかくなので一筆書き乗車券で帰ろうと思い、往路は東北新幹線、復路は日本海沿いを経由し新潟から上越新幹線で帰京する計画を立てた。
【一筆書き切符の簡単な説明】
出発駅から到着駅までの間、同じ駅を通らず(重ならず)に作る切符である。100㎞以上の一筆書き切符の場合*1、途中下車も可能なのと往復よりも切符の値段が安くなる場合がある。
*1大都市近郊区間内で完結する場合と特定の都区市内発着の場合は途中下車不可。
行程表
雪の中の奥羽本線
青森での予定が終わった後、奥羽本線の弘前駅へ。次の秋田方面の列車が来るまで駅で過ごす。
弘前駅から約20分で大鰐温泉駅に到着。駅徒歩3分の日帰り温泉「ワニコ」に行く前に少し駅周辺を散策。山近くなったからか一段と雪が積もっていた。
温泉で体を温まった後、再び奥羽本線で秋田へ。大鰐温泉駅のホームに再びついた時は薄暗くなっていた。
大鰐温泉から秋田までは、特急「つがる」で約2時間30分。
秋田駅周辺でこの日は宿泊。
特急「いなほ」のグリーン車
翌日、奥羽本線の特急「いなほ」で新潟へ。新潟では上越新幹線に乗り換えるので特急料金が半額になる。(乗継割引)
秋田県は米どころなので、日本酒も豊富。いなほ出発前に秋田駅にある「あきたくらす」で亜麻猫を軽く一杯。雪の芽舎アイスも美味しかった。
新潟まで長旅なのと乗継割引で特急料金が半額なこともあり、グリーン車で。特急「いなほ」はE653系。
1号車の一部にグリーン車がある。1+2列シート。(ゆとりもあって快適)
乗車前に駅弁を購入。「鶏めし」
奥羽本線は日本海沿いを走る。(っと言っても時々内陸を走るので思ってたより海を眺めることができるのは少ない)
観光新幹線「現美新幹線」
秋田駅から約3時間半で新潟駅到着。上越新幹線と特急「いなほ」は同一ホームで乗り換えることができる時もある。
今回は現美新幹線に乗車するため、違うホームへ移動。1年前に長岡駅で見たことあったが、その時は乗れなかったので、今回初乗車。
現美新幹線は、昔の秋田新幹線E3系を観光列車として車内を美術館に改装したもの。山形新幹線の「とれいゆつばさ」と同じ部類にあたる。現美新幹線は上越新幹線の新潟駅~越後湯沢駅を走る。※2020年に運行を終了しました。
外装もオシャレ。車内の一部号車は普通の座席になっているが、そのほかの号車は全て作品が展示されている。
終点の越後湯沢駅で降り、後続の「とき」に乗り換え。
大宮駅までのきっぷなので、新幹線は大宮駅で下車し、そこからは在来線に乗車し最寄駅に到着。
今回の一筆書き乗車券
今回の旅はここまで。今回の大回り乗車(東京→新青森→秋田→新潟→大宮)は、約1500km弱の長い乗車券で9日間有効であった。
新青森往復するよりは乗車券は少し安くなるが、時間は大幅にかかる。
今回の乗車券は後戻りしなければ、何度でも途中下車が可能なので、東北6県と新潟をのんびり旅したい時は、オススメかもしれません。
(この乗車券では青森駅へは行けないので、青森駅へ行きたい場合は、別途「新青森⇔青森」の乗車券を購入してください。)
《次の旅へ続く》
[記事:2021年5月作成]